会社員兼業で中小企業のAI活用を支援している私が、このブログを始めた理由
結論から
私は会社員として働きながら、株式会社HOPERSという会社を経営し、中小企業のAI活用・業務改善を支援しています。このブログは、その現場で実際に見聞きしたことだけを書く場所です。誰かに売り込むための誇張も、使ってもいないツールの「おすすめ」も書きません。ITに詳しくない経営者・総務や経理を兼務する担当者が、「うちの会社でもできそうか」を判断する材料になることを目指しています。
なぜ会社員をしながら会社を経営しているのか
きっかけを一言でまとめるのは難しいのですが、動機はシンプルです。会社員として働く中で、AIという道具が急速に実用段階に入っていくのを日々感じていました。その一方で、実際に周りの中小企業を見渡すと、AIどころかごく基本的な業務のデジタル化すら手つかずのところが少なくありません。原因は「知らないから」ではなく、「試す時間がない」「何から手をつけていいか分からない」というシンプルな壁であることがほとんどでした。
会社員としての本業を続けながら、週の限られた時間で兼業として中小企業の支援に関わっているのは、この壁を一緒に越える人がまだ少ないと感じているからです。大きなコンサルティング会社が入るほどの規模でもない、かといって自力で調べて実装する余力もない。そういう会社にこそ、実務に近い距離感で伴走できる人間が必要だと考えています。
会社員という立場を続けている理由も、正直に書いておきます。ひとつは、現場の業務が実際にどう回っているかを、外部のコンサルタントとしてではなく、内側の当事者として肌で知り続けたいからです。もうひとつは、支援先の会社に対して「実績のために大きく見せる」必要がなく、身の丈に合った提案しかしないで済むからです。無理に案件を増やす必要がないぶん、1社1社に向き合う時間を確保できています。
何を支援しているのか
現在、実際に支援しているのは大きく2つの業種です。
1つ目は会計事務所です。TKCの会計システムを使う事務所に対して、事務所の情報システム部を外から担うという形の提案をしています。会計事務所は日々の業務にITの専門知識が必須になりつつある一方で、専任の情シス担当を置く余裕がある事務所は多くありません。その空白を埋める役割として関わっています(この案件は提案書を送付し、現在商談を進めている段階です)。
2つ目は製造業です。毎日大量に届くメールの添付ファイルを、安全な添付方式のまま自動で開封・保存するツールを作り、実際に運用しています。あわせて、Excelのマクロ(VBA)で組まれた見積書作成ツールの改修も行っています。現場の担当者が毎日何気なくこなしている定型作業の中に、自動化できる余地は驚くほど多く残っています。
いずれの案件も、社名は書きません。中小企業のリアルな困りごとを扱う以上、特定の会社の内部事情に見えるような書き方は避け、「会計事務所」「製造業」というかたちで匿名化して紹介します。数字を出す場合も、断定できないものは「【要確認】」と正直に書きます。
支援の入口は、月額制のサポートというかたちを取ることが多いです。難易度と想定対応時間に応じて何段階かの型を用意し、月ごとの対応上限を決めたうえで、新しい機能をゼロから作るような大きな追加実装は別途見積もりにする、という組み方をしています。詳しい中身は別記事で改めて紹介しますが、大がかりなシステム導入というより、「困りごとが起きたときに相談できる相手が外にいる」という安心感を提供する位置づけです。
私自身の道具としてのAI
支援先にAIの活用を提案する立場である以上、自分自身がAIをどう使っているかも書いておきます。私は日常的にClaude(Claude Code)をAI秘書として使い、調査や文書作成、ブラウザ操作、定期的に発生する作業の自動実行まで任せています。用途によってはChatGPTやGeminiも使い分けています。
これは特別なことではなく、多くの中小企業がこれから通る道だと考えています。最初から完璧な仕組みを作ろうとせず、まず自分の手元の作業でAIを試し、うまくいった型を少しずつ社内の他の業務にも広げていく。私自身がその実験台になっているとも言えます。
何から書き始めるか
このブログでは、当面次のようなテーマを軸に記事を積み上げていく予定です。
- 実際に支援している会計事務所・製造業での取り組み(匿名化した事例)
- 中小企業でよく使われるツールの比較や使い方(freee会計、マネーフォワード クラウド、kintone、Notion、Canvaなど)
- 会議の議事録づくりや資料作成といった、日々の業務にAIを組み込む具体的な手順
- 生成AIを使ううえで最初に決めておきたい社内ルール
- このブログ自体の運用の裏側(毎日更新をどう仕組み化しているか)
このブログの運営体制も開示します
このブログの調査・編集作業の一部は、私が「りょふ」と呼んでいるAI秘書(Claudeを使ったAIアシスタント)が担当しています。記事の元になる情報整理や下書きの作成をりょふが手伝い、最終的な事実確認と公開判断は私が行うという役割分担です。
これは隠すことではなく、むしろ積極的に伝えたいことです。なぜなら、このブログ自体が「中小企業がAIをどう実務に取り入れるか」の実例のひとつだからです。私が支援先の会計事務所や製造業に提案している内容と同じように、私自身もAIを実務の道具として使っています。文章を100%人力で書くことにこだわるより、AIと分担しながら質と更新頻度を両立させる方が、今の時代に合った働き方だと考えています。
もちろん、AIに任せきりにはしません。事実として書けること・書けないことの線引き、実際に支援している会社の状況、価格の考え方といった判断が必要な部分は、必ず私が最終確認をしています。
このブログで書かないこと
先に、書かないことも明確にしておきます。
- 架空の顧客名や架空の数値を使った「よくある成功事例」は書きません。
- 使ったことのないツールを「おすすめ」とは書きません。実際に使った範囲だけを断定し、それ以外は「公式サイトの情報によれば」という書き方に留めます。
- ChatGPT・Claude・Geminiといった生成AI本体を売り込む記事は書きません。これらはアフィリエイトの対象にもしていません。
- 「危険」「手遅れ」「今すぐやらないと取り残される」といった不安を煽る言い回しは使いません。AI活用は焦って始めるものではなく、自社に合ったペースで取り入れるものだと考えています。
向く読者・向かない読者
| 向く読者 | 向かない読者 | |
|---|---|---|
| 会社の規模 | 従業員数名〜数十名程度の中小企業 | すでに専任のIT部門・DX推進室がある企業 |
| ITへの知識 | 詳しくない、専門用語が苦手 | すでにエンジニアリング知識がある |
| 求めているもの | 自社でもできるかの判断材料 | 最新技術のディープな技術解説 |
| 時間の余裕 | 忙しく、要点だけ知りたい | じっくり技術検証したい |
まとめと次の一歩
このブログは、会計事務所と製造業という2つの現場で実際に手を動かしてきた経験をもとに、中小企業のAI活用・業務改善の「等身大の情報」を届ける場所です。派手な成功談ではなく、地に足のついた判断材料を、これから毎日少しずつ積み上げていきます。
もし「うちの会社でもAIや自動化を試せるか知りたい」と思われた方は、まずは無料相談で今の状況を聞かせてください。
同じカテゴリの記事
中小企業のAI導入がうまくいかない会社に共通する3つのこと
会計事務所・製造業の支援現場で見えてきた、AI導入がうまく進まない会社に共通する3つの原因と、その避け方を紹介します。