Excelマクロ(VBA)はまだ必要か、自動化の順番
※本記事はプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。紹介しているサービスの評価は、広告の有無に関わらず実際に確認した範囲で書いています。
この記事で分かること
「AIがあれば、もうExcelのマクロ(VBA)は不要なのでは」と聞かれることがあります。結論から言うと、VBAには今でも向いている場面があり、生成AIと役割を分けて使うのが現実的です。この記事では、自社の業務をどちらから自動化すればよいか、その順番を整理します。
困りごとの場面
製造業の現場では、毎日同じ形式で届くデータを転記したり、決まったフォーマットの帳票を作成したりする作業が今も数多く残っています。こうした「毎回同じ手順を繰り返す」作業は、以前からExcelのマクロで自動化されてきました。一方で、メールの文面から必要な情報を読み取って要約する、表記ゆれのある文章を整えるといった「毎回少しずつ違う」作業は、マクロだけでは対応が難しく、生成AIの方が得意な領域です。同じ「自動化」という言葉でも、向いている作業の性質が違います。
実際にVBAを使ったマクロの改修や適用に関わっていると、動作確認を怠ると数字の集計結果が静かにずれてしまう、といった落とし穴にも出会います。見た目は正しく動いているように見えても、実際の値を突き合わせて確認するまでは安心できません。これはAIによる自動化にも共通する話で、「動いているつもり」で終わらせず、最初のうちは人の目でも結果を確認する運用にしておくことが大切です。
比較:VBAと生成AI、それぞれの得意分野
| 観点 | Excelマクロ(VBA) | 生成AI |
|---|---|---|
| 得意な作業 | 毎回同じ手順を正確に繰り返す作業 | 表現や文脈が毎回少し違う作業 |
| 代表例 | 決まった書式での転記・集計・印刷 | メールの要約、文章の下書き、分類 |
| 導入のハードル | 最初の作成に一定の専門知識が必要 | 指示文(プロンプト)を書けば始めやすい |
| 保守のしやすさ | 仕様が変わらなければ安定して動く | 出力が毎回わずかに変わることがある |
| 向く作業量 | 件数が多く、形式が固定されている作業 | 件数は少なくても、判断が必要な作業 |
自動化を検討する順番
- まず「毎回まったく同じ手順」の作業を洗い出す。ここはVBAや既存の自動化機能が向いています
- 次に「毎回少しずつ内容が違う」判断や文章の作業を洗い出す。ここは生成AIが向いています
- 両方が組み合わさる業務(データを集計してから文章で報告する、など)は、前半をVBA、後半をAIというように分担させる
- 小さく試してから、うまくいった範囲だけ本格的に運用に組み込む
判断基準:向く会社/向かない会社
向く会社
- 毎回同じ形式のデータや帳票を扱っており、すでにExcelで一定の運用ができている会社
- 「まず小さく試す」ことに前向きな会社
向かない会社
- 業務の手順自体がまだ固まっておらず、自動化する前に業務フローの整理が必要な会社
- 担当者の異動が多く、作ったマクロやAIの使い方を引き継ぐ仕組みがない会社(属人化を防ぐ運用ルールを先に決める必要があります)
- 自動化した結果を確認する習慣がなく、間違いに気づかないまま運用してしまう会社
どちらの道具を使うにしても、「作って終わり」ではなく「結果を確認する仕組みまで含めて自動化」と考えることが、長く安心して使い続けるコツだと感じています。
まとめ・次の一歩
VBAと生成AIは競合するものではなく、得意な作業が違う道具です。「毎回同じ」はVBA、「毎回少し違う」はAI、という順番で見ていくと、自社のどこから手をつければよいかが見えてきます。
自社の業務がどちらに当てはまるか整理したい場合は、無料相談で実際の作業内容からお聞きすることもできますので、お気軽にご相談ください。
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